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【書籍紹介】あずみ

こんにちは、今回は漫画「あずみ」の紹介となりますヽ(・∀・ )ノ

作者は「小山ゆう」先生であり、金八先生でおなじみの武田鉄也さんが原作である「おーい!竜馬」などを手掛けた漫画家さんです。

単行本は全48巻、文庫本は全24巻で完結しています。

戦乱の世において孤児だった主人公「あずみ」は、徳川家康の家臣「小幡月斎」によって拾われ、幼いうちから小幡月斎のもと、山奥にて他の孤児とともに剣技や忍術を始めとする「特殊訓練」を受け、いつしか常人をも遥かに凌ぐ武技を身に着ける。

関ヶ原の合戦では東軍が西軍を破り、天下は徳川家康が治めることとなったが、あずみは他の仲間と共に小幡月斎の指示で「枝打ち」と称される、「徳川家に弓を引く物、もしくは引く恐れのある物」を武技によって排除するため、山奥から外の世界に出て辣腕を振るう。

その途上で様々な味方を得たり、親しい人を失いながら「自分」の生き方と向き合っていくあずみの姿を描いた作品です。

作品において終始特徴的なものが、「あずみが持つ誰からも魅力的に映る美しさ」です。

あずみは常人の域を超えた武技をもっているなど考えられない人物なのです。

美形であり、目も青く偉人の血が混じっているのではないかと作中でも言われており、体つきも可愛らしいどこにでもいる女の子のものとして描かれています。(長期にわたって武技を鍛えていたので本来ならば筋骨隆隆のはずですが、当然そうは描きませんね。。)

また、あずみはいわゆる男性経験どころか世間の事柄についてもよく知らず、ところどころで見せるあどけなさ、初々しさが純粋さを醸し出します。

そんな魅力的なあずみに、味方からは自分の命を犠牲にしてもあずみを守りたいと思い、敵であってもその容姿や武芸にほれ込み、あずみを自分のものにしたいと思い込みます。

「仲間と親しくなる」⇒「戦闘に勝利するも仲間が死ぬ」の繰り返しが作品の構成に多いパターンですが、読みながら「今回は誰も死なないでくれ」「今回は幸せに終わってくれ」と自然に思ってしまう作品であり、読者も気付くとあずみに恋をしてしまっています。

「許されるなら、あずみに、あたりまえの愛と、生きることの喜びを・・・、これまでの、悲しみを包み込む希望に満ちたHAPPY ENDを今、期待しても良いですか?」と、超人気バンドGLAYのボーカリストであるTERUさんからコメントが、単行本24巻の表紙をめくった「そで」に書いてありますが、当にこれには同意するところで、あずみの幸せを願わずにはいられません。

ちなみに「上戸彩」さんが主演で、実写映画にもなっています。

2作品あります。

映画の内容については今回の記事の中では触れませんが、美少女コンテストで優勝するほどの正に「美少女」であり純粋なイメージを持つ上戸彩さんが、とても原作の「あずみ」にマッチしていましたヽ(・∀・ )ノ