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「甲冑武具展」に行ってきた その2

靖国神社内で行われていた「甲冑武具展」を見た際のレポートの続きを書いていきます( ゚∀゚)

前田利家桶狭間凱旋図

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これは大河ドラマの主人公にもなった加賀百万石の大名「前田利家」の若かりし頃の絵ですね( ゚∀゚)

1560年、織田信長が今川義元を破った「桶狭間の戦い」の時に、今川軍の首級を大量に挙げた時のものです。

実はこのときの利家は、織田信長の小姓と口論の末に斬り殺したことが原因で家臣の枠から外されていましたが、帰参するために手柄を立てようと桶狭間の戦いに勝手に参戦して功を挙げました。

その後すぐには帰参できませんでしたが、後の斉藤家との合戦の際にまた功を立て、見事帰参が許されたのです。

槍に獲った首を刺していて、とっても勇ましいですね。
少しこわいですね( ;∀;)

ちなみに「花の慶次」という前田慶次を主人公にした漫画では、慶次の引き立て役として格好よく描かれていません( ゚Д゚)

利家の妻「おまつ様」も、天下人の徳川家康に対して前田家が謀反の疑いがかけられた際は、自分から徳川家康の人質に江戸に行くなど、肝の据わったエピソードが有名ですねヽ(・∀・ )ノ

加藤嘉明所用 富士山形張懸兜

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これは加藤嘉明の兜です。
「富士山型」と名前がついていますが「イカ」にも見えて、個性的な兜の一つですね。

加藤嘉明は豊臣秀吉の家臣であり、豊臣秀吉(このころはまだ羽柴秀吉)と柴田勝家との「賤ヶ岳の戦い」において「賤ヶ岳七本槍」に選ばれるほど活躍し出世した武将です。
その後も水軍を率いて、島津氏と対した「九州征伐」、北条氏と対した「小田原征伐」や朝鮮の役などで活躍しました。

黒漆塗兎耳形兜

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うさみみ兜( ゚∀゚)
昨今アニメなどの影響で「けもみみ」ブームですが、戦国時代から「けもみみ」は概念として存在したのです。
実践的かどうかはわかりませんし、誰が使っていたのかも分かりませんが、必ず前に跳ぶ兎の勇ましさ(=うさましさ)にあやかったもののようです。

他にも縁起を担いでいるものとしては、「伊達成実」が使用していた兜にムカデの前立てがついていたりしますね。
ムカデは絶対に後ろに進まないという所から引用しているようです。

 

私からの紹介はここまでです(´▽`)
他にも色々な展示品があるので、興味があればぜひぜひ足を伸ばしてみてください
平成29年3月18日(土)から12月10日(日) まで開催しています~

http://yusyukan.yasukuni.jp/news/news_detail.php?article_id=0188