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【書籍紹介】面白いほどよくわかる落語の名作100

今回の書籍紹介は漫画ではありません。

先日購入した落語の書籍「面白いほどよくわかる落語の名作100」についての紹介となります( ゚∀゚)ノ

十一代目「金原亭馬生(きんげんていばしょう)」師匠が監修を務めております。

 

昔から伝わる「古典落語」の中から、代表的な100作のお話が収録されており、私みたいな落語に興味を持ったばかりの初級者にうってつけの書籍です。

 

落語は同じ話であっても、演じる落語家さんによって異なるもののように聞こえます。声はもちろん異なりますが、話のテンポであったり、落語家さんの判断で途中のウケるポイントを足したり、サゲと言われるいわゆるオチも変わったりします。

落語を聞いて話を知らないと、「ああ、そういう話か」ということになりますが(オチの意味が分からない場合も多くありますが)、話を知っていれば、落語家さんがどこをどのように表現した、どのように自分なりに変更したということが分かり、より深く楽しむことができます。

そこで話をあらかじめ覚えておくために、代表的な100作が収録されているこの本がとても役に立ちます。

おそらく名前は聞いたことのあるであろう「寿限無(じゅげむ)」の話も入っています。

 

また、某テレビ番組の影響か私も固定概念があったのですが、いわゆる「面白い小話」が落語ではないのです。

某テレビ番組については私も好きですが、あくまで落語家さんが出ているユーモア番組ととらえた方がいいかもしれません。

 

もちろん面白おかしい話は沢山ありますが、笑ってしまうような話ばかりではなく、感動的な夫婦愛をテーマにした人情話や、大名の首が飛び町民がスカっとする話や、現代に生きる我々に教訓となるような話など、とてもバラエティに富んでいるのです。

 

この「面白いほどよくわかる落語の名作100」にも、さすがは100選ということで、さまざまな種類の話が収録されており、「読み物」としてもとても満足できる内容でした。

 

さらに付録で、監修を務めた十一代目金原亭馬生師匠が演じた落語「笠碁」が聞けるCDがついてきます( ゚∀゚)

 

話も知ることができ、実際の落語も聞ける、まさに「面白いほどよくわかる」おすすめな本でございます( ゚∀゚)

 

お後がよろしいようで。